ソニアのセリフ集

セリフの一人称、語尾、など改変OKです。アドリブも自由に読んでください。 使用の際の連絡は不要です。MOJIBANでの文字起こしもOKですが、動画や配信で使用の際はURLを明記をお願いします。また連絡をしていただけると時間が合えば見に行きます 自作発言はお控えください。

「妖精」

これは、私が妖精研究を始めるきっかけとなった物語
僕は、あの日授業を受けていると突然、教室中に
サイレンが鳴り響いた。
地震発生…地震発生…直ちに机の下に隠れ
待機行動をとれ…これは訓練ではない…繰り返す…これは訓練ではない…」
けたたましくなるサイレンの音と共に強い揺れが
襲ってきた。
僕は、揺れに足を取られ、頭を打ち、
気を失ってしまった。
目が覚めると周りの状況は一変していた
色んな所から煙が上がり建物は崩れさり
辺りは騒然としていた。
僕も今すぐにでも逃げ出したかったが
瓦礫が足にのしかかって動けずにいた
「あぁ…僕はここで死ぬのか…」と心細くなって
そんな事を漏らしてしまった。
(だが…ここで諦めてどうするんだと自分に言い聞かせ頑張って足の瓦礫をどかそうにも動かなかった)
けれど、僕は諦めなかった
何度目かの夜に奇跡が起きた
瓦礫をどかすことに成功した
しかし足は痛く、遠くのところまでは行けないだろうと思っていたら「ほわぁっ」と何か光るものが見えたのだ
(僕は、あれについて行けば助かるそう思い、
負傷した足を引きずり、導かれるようについて行った)
するとそこには水とパンが袋に入り落ちていた
僕は夢中でかぶりついた
何日も飲まず食わずだったから僕は思わず食べながら泣いてしまった
そして食べ終わった頃
ここまで連れてきてくれてありがとうと
その光るものに手を合わせて拝んだ
すると光るものから「フフッ」と小さな子供のような笑い声が聞こえ
そのまま風に乗るように姿を消してしまったのだ
あの光るものは妖精だと信じて
私は、今でも研究をしている
そしてまたいつか会えるのではないかという
淡い期待に思いを馳せながら。