ソニアのセリフ集

セリフの一人称、語尾、など改変OKです。アドリブも自由に読んでください。 使用の際の連絡は不要です。MOJIBANでの文字起こしもOKですが、動画や配信で使用の際はURLを明記をお願いします。また連絡をしていただけると時間が合えば見に行きます 自作発言はお控えください。

「目覚めることの無い初恋」

「僕は暑い夏の日に家族で海水浴に来ていた
僕は少し離れた砂場で遊んでいると
綺麗な歌声が聞こえてきた
僕は引き寄せられるように
歌声の方へ向かったことまでは覚えている
次に目が覚めた時には病院だった
僕は溺れているところを助けられたそうだ
今日は1日様子見の入院が決まった
その晩の事、またあの歌声が聞こえ
引き寄せられるように病院を抜け出した
やっと逢えたねと呟く君に魅了され
僕に夜明けが来ることは無かった…」

「妖精」

これは、私が妖精研究を始めるきっかけとなった物語
僕は、あの日授業を受けていると突然、教室中に
サイレンが鳴り響いた。
地震発生…地震発生…直ちに机の下に隠れ
待機行動をとれ…これは訓練ではない…繰り返す…これは訓練ではない…」
けたたましくなるサイレンの音と共に強い揺れが
襲ってきた。
僕は、揺れに足を取られ、頭を打ち、
気を失ってしまった。
目が覚めると周りの状況は一変していた
色んな所から煙が上がり建物は崩れさり
辺りは騒然としていた。
僕も今すぐにでも逃げ出したかったが
瓦礫が足にのしかかって動けずにいた
「あぁ…僕はここで死ぬのか…」と心細くなって
そんな事を漏らしてしまった。
(だが…ここで諦めてどうするんだと自分に言い聞かせ頑張って足の瓦礫をどかそうにも動かなかった)
けれど、僕は諦めなかった
何度目かの夜に奇跡が起きた
瓦礫をどかすことに成功した
しかし足は痛く、遠くのところまでは行けないだろうと思っていたら「ほわぁっ」と何か光るものが見えたのだ
(僕は、あれについて行けば助かるそう思い、
負傷した足を引きずり、導かれるようについて行った)
するとそこには水とパンが袋に入り落ちていた
僕は夢中でかぶりついた
何日も飲まず食わずだったから僕は思わず食べながら泣いてしまった
そして食べ終わった頃
ここまで連れてきてくれてありがとうと
その光るものに手を合わせて拝んだ
すると光るものから「フフッ」と小さな子供のような笑い声が聞こえ
そのまま風に乗るように姿を消してしまったのだ
あの光るものは妖精だと信じて
私は、今でも研究をしている
そしてまたいつか会えるのではないかという
淡い期待に思いを馳せながら。

「衣替え」

※分岐セリフあり

同)衣替えをするとあなたに会える
冬の間しか会えないけれど
分岐A,フカフカでモフモフのお母さんがあんでくれた手編みのセーター僕はこのセーターが好きで冬になるのが待ち遠しい

分岐B,私はあなたが好きで好きでたまらなかったけれど私の物にならなかったから殺してしまった
私はわれに帰り急いでタンスに隠した
だから私は衣替えをするこの季節が好き
そうすればあなたにあえるから
白骨化したあなたの手を取りながら私は思うので

「子供替え」

登場人物
涼子(りょうこ)
倫子(りんこ)
私は一児の母元気な男の子が生まれ
いつも元気の有り余る健太に振り回される日々
怒っても点で話を聞いておらず
疲れ果てているとママ友の倫子さんが話しかけてきた
倫「あら涼子さんどうされたの?」
涼「あぁ倫子さん男の子が元気が有り余ってて疲れ果ててたところですよ」
倫「たしかに男の子は元気ですものねぇ」
倫「私のところは女の子だから大人しいものよ」
涼「そうなんですね」
涼「あ〜ぁ1度でいいから女の子を育てて見たいなぁ〜」
倫「あらいいじゃない私も女の子には飽きていた頃なの」
倫「どうかしら?子供替えやってみない?」
涼「子供替え?」
倫「そう子供替え最初だから1週間とかで
どう?」
涼「はぁ?(ため息混じりで)」
倫「まぁ物は試しよ!!やってみましょ!!」
涼「そんな急ですか?」
倫「善は急げっていうじゃない?」
涼「わ、わかりました…」
私は押し切られるように了承してしまった
これが後に異常な事だと気づくのは
また別の話である……

「あの子のいない縁側へ」

あの子はもうここに来ないと分かっていても
戻って来ては鳴いてみるが返事があるはずもない
数日がたった頃、もぬけの殻だったいつもの縁側が
騒がしかった
黒い服を着た人間が忙しそうに動き回っていた
もしかしてあの子が帰ってきたのかも
そんな事を想い縁側に入ってみた
「きゃー!!く、黒猫よ」と言われて振り向くと
大きな人間が腰を抜かしていた
なにをそんな驚くことがある
お前達だって真っ黒ではないかと
ふいに笑けてしまった
けれど周りの人間の目は冷たく凍りつくようだった
思わず武者震いを起こすと先程の人間が
なぜだかお経を唱えている
「なんまんだぶなんまんだぶ」と
そんなことをされてもなんてこともない
やはりここはおかしい早くあの子を連れ出さないと
優しいあの子がおかしくなってしまう
中に入ると、色んなところから悲鳴が聞こえた
構うものかと足取り早く探していると
あの子を見つけた
けれどいつもの茶色や緑の格好ではなく
真っ白な服を着ていた
やっと会えたと鳴いてみるが返事がない
やはり僕のことが嫌いになってしまったのだと
うなだれていると身体がふわっと浮かび上がり
外に捨てられてしまった
慌てて中に入れてくれるように鳴いてみるが返事がない
仕方なくその場を後にした
その後あの子を見かけたのはあれが最後だった
※「縁側」の後日談

「いつもの縁側」

「いつもの縁側で日向ぼっこをしていると
あの子がやってきた
次の日も次の日もたわいも無い話で盛り上がった
それがいつしか日常となっていたある日
それは突然やってきた
あの子からぽつりぽつりと話し始めた
「わしはもう長くないかもしれないけれど最後にお前にあえて良かった」
そんなこと言わないでくれ…と言葉にだしてみるが伝わるはずもなくただ頭を撫でられるだけであった」